美容鍼の注意点・リスクについて
現在、美容鍼はとても人気があります。
鍼灸師向け(?)に高額な「美容鍼講習会」が頻繁に行われており、利益目的で安易に美容鍼を導入する鍼灸治療院が急増しています。
美しさを求めて美容鍼の施術をお受けになるのですから、是非、ご自分の目的に合った信頼のおける治療院をお選びください。
例えば、プチ整形をされている患者さまなどに施術をする場合には、細心の注意を払わなければなりませんし、施術者の美容医療の知識はとても重要です。●美容鍼のリスク
お顔といえども身体に鍼を刺す為、リスクを伴います。
個人差がございますが、リスクとしては「一過性の腫脹」「出血」「内出血」「アレルギー反応」「一過性の痛み」等が揚げられます。
そして、リスクの可能性が最も高いのは出血と内出血です。
「出血」は鍼を抜く時に起こりますが、裁縫時に指に刺した時に出る程度です。通常はすぐに止りますので問題はございません。
「内出血」は当日よりも施術の翌日に出現する場合がありますが、医療事故ではありませんので、慌てず1週間〜10日位で自然に消えるのをお待ち下さい。
通常はコンシーラーやファンデーションで隠せる程度ですのでご安心ください。
■あまりにも酷い内出血の場合は、施術を受けた治療院にご相談してください。
■治療院の対応が悪い場合は、お近くの保健所に申し出ると良いでしょう。
●美容鍼をお受けになる際には…………
- インフォームド・コンセントと美容鍼の説明をきちんと受けましたか?
- 患者様の「お肌の状態」や「お身体の状態」を、東洋医学のみならず西洋医学的にもきちんと診れる鍼灸師でしたか?(美容・医療の知識が豊富)
- ディスポ鍼(使い捨て鍼)を使用し、鍼キープをしない治療院でしたか?
- 施術部位をきちんと消毒していましたか?(アロマオイル等で誤魔化していない)